硝酸銀ペーストによるによる伝染性軟属腫(水イボ)の治療
硝酸銀ペーストを使った水いぼの治療方法
水いぼの除去方法を多々お伝えしていますが、今回は硝酸銀ペーストによる除去方法をお伝えします。
硝酸銀と小麦粉を練って水いぼの先に塗布する方法です。
1.準備物
・40%硝酸銀液
・小麦粉
・竹ひご
・2%キシロカインゼリー(塩酸リドカイン、藤沢薬品工業)
・容器
・耳かき
・スポイト
2.処置の手順
・硝酸銀小麦粉ペーストを作る
小麦粉0.05g(耳かき一杯)を容器に入れ、そこに40%硝酸銀液を0.2ml(スポイトで4滴)加え、竹ひごで良くかくはん(竹ひごで行い金属棒は不可です)します。
小麦粉の濃度は25%~10%(0.2mlに0.05~0.02g)
1症例の使用量は約0.2ml。この量で30個前後の軟属腫が処置できます。
・麻酔
2%キシロカインゼリーを施術部位(軟属腫とその周囲)に薄く塗布し、5~6分かけ完全に乾燥させます。
乾燥すると患部に半透明の薄い被膜ができます。
・塗布する
硝酸銀小麦粉ペーストを、やや尖らせた竹ひごの尖端に微量付け、軟属腫の頂点に1回塗布する。塗布は1回のみ、量は微量でよいです。
・乾燥させる
2~3分かけ完全に乾燥させる。
乾燥させている間、ペーストに触ったり、ペーストが他の部位に付かないようにします。
・経過状況
時間の経過と共に丘疹は黒色痂皮化する。10~14日後黒色痂皮は脱落し治癒します。
・確認作業
約2ヵ月後(潜伏期問が約7週間ですので)再診して完治したか否かを確認してもらう。
取り残しがあれば、再度処置する。
もし、他の部位にペーストが付いた時は生食(水は駄目)で拭き取り、洗い流す。放置すると、ペーストの付いた部分が、黒くただれますので注意しましょう。
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